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「決算書を見てもよくわからない…」決算書が機能しなくなる3つの原因
こんにちは、黒瀬税理士事務所です。
さて5月も終盤に差し掛かっており、3月決算の会社などは忙しくされているかもしれません。
ところで、会計事務所から渡された決算書はちゃんとご覧になっているでしょうか?
「なんか難しそうな用語と数字が並んでて見る気がしない…」
「利益は上がってるけど、儲けてる実感ないし、数字の羅列だけじゃ信用出来ない。」
という声も少なくない気がします。
そこで、今回はその理由を「決算書が機能しなくなる3つの原因」として挙げています。
① 売掛金
売掛金は決まった日に資金として回収されるべきものです。
しかし、この売掛金の中にずっと回収できてないもの、回収に長期間掛かるものがないでしょうか?
もし回収不能なものがあれば、もはや資産としての価値はありません。
また、「回収にサイクルがおかしい?回収に長期間掛かっている?」
このような債権が増えてくると、もはや会社の資金繰りは大変です。
毎月、定期的に滞留債権のリスト化などを行い、原因を把握して、回収を正常化するように改善していきましょう。
② 固定資産
決算書に、廃棄した固定資産、または、遊休状態の固定資産はないでしょうか?
このような固定資産があると、架空資産を会社の財産として計上することになったり、無駄な固定資産を保有してランニングが掛かるといったこととなり、会社の経営に大きな悪影響を及ぼすこともあります。
固定資産は所有しているだけでも、固定資産税などのランニングコストが掛かってきます。
もし、将来的にも収益を生まない固定資産があるならば、売却をすることや、賃貸をすることを検討してはいかがでしょうか。
③ 不良在庫
在庫の中に、もう売れない商品、または、長期間保有している商品はありませんか?
売れない商品を在庫としてとっておいても利益は発生しません。とくに季節性の商品では時間の経過によりあっという間に価値の下がるものもあります。本来ならば評価損が出るべきであるのに、仕入価格のまま決算書に計上しておけば、実際の経営の数字からは遠ざかることになります。
このような場合には、手元に持っておくよりも仕入価格などで早期に売却してしまうのも一つの手段です。いつかは売れる!と信じて商品を長期間保有していると、保管費用や、運転資金を借入している場合には、金利が掛かっていることにもなります。さらに、販売できない場合には廃棄処分することとなり、費用が発生してしまうこともあります。
定期的に棚卸を行い、保有している商品を常に把握して販売時期を見極め、不良在庫を持たないように心掛けましょう。
ということで、決算書が機能しなくなる原因の代表的な3つを説明させていただきました。
あとは経営者であるあなたの努力次第です。
すぐに完全な理解まではできなくても、決算書の数字と向き合って疑問を洗い出してみてはいかがでしょうか。
少しづつでも続けていけば、数字に対する理解・関心が深くなり、会社の財政状態を健全化することにも繋がります。
最後までお読みいただきありがとうございました。